2001年から日本では、ミャンマー・タイ・フィリピン・ベトナムの4か国から外国人技能実習生を受入れるようになりました。
これは日本の高い生産技術力を受け伝えることで後進国を支援すると共に、日本国内の労働力不足を解消するための政策のひとつです。
名古屋にある「中部商工業協同組合」ですが、実習生を受入れる組織は日本国内に計250あるそのひとつです。
2005年に海外技能実習事業が発足し、これまでに延べ2,600名の実習生を受入れて各事業所に派遣してきた実績のある組織です。
ここでは実習生の受入れ後の支援もなされており、自国を離れて働く人々に安心して生活できる環境を提供しています。
技能実習生の場合、3年間の実習期間の中で1年に1回技能試験を受ける必要があります。
この試験に合格すれば、最長期間5年間日本に滞在してしっかりと産業技術を身に付けることができますが、そのためには技能はもちろんのこと日本語の知識も必要となります。
滞在中に各自で日本語学校にも通うのは難しいものですが、「中部商工業協同組合」だと技能試験に必要なカリキュラムも独自に実施されているのが特徴です。
さらに実習期間中の滞在先の紹介や、地域住民との懇親会などもなされており、手厚い支援を受けられます。
「中部商工業協同組合」の公式webサイトでは受入れ先となる各企業の一覧と得られる技術の一覧が公開されており、会得したい技術を自身で選ぶことが可能です。